代替馬　スピカシチー（カメルーン�U）　第１８戦


友駿愛馬第３８号はマリアンヌシチーの代替馬。

マリアンヌシチーの代替はスピカシチー（カメルーン�U）とアリエルシチー（フランス�U）に振り分けられたが、父アドマイヤムーンに対する思い入れと早期にデビュー出来そうだったことからアリエルの打診を断りスピカシチーに交換して貰った。

思惑通り２歳７月の早期デビュー。小柄だし結果は諦めていたが、見どころのある末脚で芝でもダートでも６、７着は確保。そして交流戦で、脚色劣勢ながらハナ差で凌ぎ切り優勝。


昇級してからも勝ち負けには程遠いが内容や時計はともかくここ８戦は８着、３着（交流戦）、６着、７着、６着、４着（交流戦）、７着、７着と確実に出走奨励金を確保。これは素晴らしい活躍。この馬にはこれで十分。よく頑張ってくれている。

そして村山明調教師も減量騎手に逃げずにいい騎手を確保してくれているのも好走要因。蛯名正義、岩田康誠、戸崎圭太と言ったビッグネームが並ぶ。また、想定を見て機敏にレースを変更。常に出走数の少ないところを直前で選んでいただいている。


前走後、またまたまたまたまたまたまたまた節を空ける為に８月３０日辺りに宇治田原優駿ステーブルへ放牧に出されました。

１０月５日辺りに栗東トレセンへ帰厩しました。


１０月２０日　新潟１０Ｒ　粟島特別　５００万下　芝１８００ｍ　牝馬限定に出走。

１０着／１７番人気。

出走数は１７頭といつもよりも多いところに出され、ついに連続奨励金確保は８でストップ。すると、いきなりレース翌日に転厩発表。関東の中野栄治厩舎所属になるそうです。

こんなパンチ不足のスピカシチーに、戸崎圭太騎手、岩田康誠騎手、蛯名正義騎手など超一流を乗せてくださり、村山明調教師のやり方に満足していただけに残念。


レース回顧と時計の分析、レース後の村山明調教師のコメントを掲載。

（２０１３年１０月２５日完結）

２０１３年９月１０日立ち上げ

• ●前走後、８月３０日辺りに宇治田原優駿ステーブルへまたまたまたまたまたまたまた節を空ける為に放牧に出されました
• これ以降は２０１３年１０月７日に作成
• ●１０月５日辺りに栗東トレセンに帰厩しました
• これ以降は２０１３年１０月１７日に作成
• ●気になる特別登録表（１０月１９日　新潟１０Ｒ　瓢湖特別）
• ●気になる特別登録表（１０月２０日　新潟１０Ｒ　粟島特別）
• ●気になる出馬想定表（１０月２０日　新潟１０Ｒ）
• ●出馬確定表
• ●新潟芝１８００ｍコース解説
• ●騎手は村田一誠騎手　ほっさん評価「Ｃ」
• これ以降は２０１３年１０月１９日に作成
• ●追い切り情報（１０月１９日作成）
• ●専門誌の印と評価
• ●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント
• ●各陣営のコメント
• ●ほっさん予想
• これ以降は２０１３年１０月２１日に作成（一部２５日に追記）
• ●パドック
• ●レース　
• ●時計の評価
• ●レース後の騎手・調教師のコメント
• ●気になる賞金は
• ●今後の展望
• ●最後に

●前走後、８月３０日辺りに宇治田原優駿ステーブルへまたまたまたまたまたまたまた節を空ける為に放牧に出されました

　我らが愛馬スピカシチーは前走、２頭いた未勝利馬よりも低い１２番人気という屈辱的な低評価を受けましたが、道中死んだふりから着を拾いに行く姑息なスピカシチーとしては常套手段に出て７着と見事着を拾い８戦連続の出走奨励金確保を達成しました。正直いつもより多い１３頭立ての特別戦で牡馬との混合戦でしたから未勝利馬２頭を引いても１１頭。今回こそは出走奨励金の確保は難しいかと思っていましたから、本当に嬉しいです。やはり今回も松山弘平騎手という乗れているリーディング上位の騎手を直前で確保していただいたことが大きいですね。

　レース後は疲れの有無に関係なく、いつもの”優先権が取れなかった為に節を開ける”という理由で８月３０日辺りに放牧に出されました。今回はアカデミー牧場ではなくて、久々に宇治田原優駿ステーブルです。

　いつもこの感じでコンスタントに走らせてくれますし、何よりも結果を出してくださるので引退までこんな感じでいいですよね。スピカシチーもいつまでも頑張ってくれます。いつまでこの出走奨励金の記録を続けてくれるか楽しみです。

これ以降は２０１３年１０月７日に作成

●１０月５日辺りに栗東トレセンに帰厩しました

　前走後、８月３０日辺りに宇治田原優駿ステーブルへ放牧に出されていた我らが愛馬スピカシチーですが、１０月３日の時点では放牧中だったのですが、１０月７日には栗東トレセンに入厩しています。正式な移動の日は友駿ホースクラブなのでわかりませんが（笑）、おそらく１０月５日前後に移動したと思われます。

　出走は１０月１９、２０日の週の新潟の牝馬限定戦だと言われていましたから、１０日ルールを考えると、ほんの少し早めの帰厩です。この１９、２０日はスピカシチーの出走しそうな牝馬限定戦は芝の特別戦とダートの平場と２鞍あります。両睨みで、場合によっては牡馬との一般戦と言った感じでしょうね。我が軍団のグランデアモーレやフロアクラフトと言った５００万条件の牝馬もこの辺りで出走しそうで、かち合う可能性もあります。ただ、このスピカシチーは勝ち負けと言うよりも、出走奨励金狙いの馬ですから、他の有力愛馬の邪魔もしませんし、かち合ってもなんの問題もありません（笑）。

これ以降は２０１３年１０月１７日に作成

●気になる特別登録表（１０月１９日　新潟１０Ｒ　瓢湖特別）

●気になる特別登録表（１０月２０日　新潟１０Ｒ　粟島特別）

●気になる出馬想定表（１０月２０日　新潟１０Ｒ）

表中　騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート１８頭のところに現在２０頭が出馬想定されています。

●出馬確定表

表中　騎手の太字は乗り替わり　青字は１０００万クラスでの成績

　出馬想定通り粟島特別で確定しました。鞍上はスピカシチー史上１５人目となる村田一誠騎手でした。

●新潟芝１８００ｍコース解説

　スタート地点は芝１２００ｍと同じ向正面の直線入り口。３コーナーまでの距離は７４８ｍ。前半は各馬ポジションを取りに行き、ある程度流れるが、中盤で落ち着くため、全体の流れとしてはほぼスローペース。最後の直線での追い比べで勝敗が決する。脚質を問わず、末脚の持続力が最も重要になってくる。ただし、逃げ馬は少し苦しい。
　芝１６００ｍと同様に、中央場所では今一歩決め手に見劣る重めのノーザンダンサー系の種牡馬の産駒が、速い上がりを使えるのがこのコースの特徴。ただし、芝１６００ｍはいま１つだったサンデーサイレンス産駒は、ここでは力を発揮できる。
　外回りコース全般の特徴として、開催が進み内側の馬場が荒れ出すと、最後の直線は各馬外に持ち出す。従って、枠なりに進められる外枠の方が競馬をしやすい。

有利な枠順	外枠
有利な脚質	先行、差し
ポイント	末脚の持続力
種牡馬ベスト	サンデーサイレンス、ダンスインザダーク、フジキセキ
連対騎手ベスト	蛯名正義、田中勝春、後藤浩輝、中舘英二、北村宏司
推定勝ちタイム	良馬場	稍重馬場	重馬場	不良馬場
２歳新馬	１分５０秒５
２歳未勝利	１分４９秒０		１分５０秒４
２歳５００万	１分４８秒５
３歳未出走	１分５０秒８
３歳未勝利	１分４８秒３	１分４８秒９	１分５０秒０	１分４９秒６
３歳５００万	１分４８秒２
古馬５００万	１分４７秒２	１分４７秒６	１分４９秒３
古馬１０００万	１分４６秒９	１分４６秒９	１分４６秒４
古馬１６００万	１分４６秒２
古馬オープン	１分４５秒５

●騎手は村田一誠騎手　ほっさん評価「Ｃ」

　今回のスピカシチーの鞍上はスピカシチー史上１５人目の騎手となる村田一誠騎手です（計１８戦）。３００勝以上の勝ち星を挙げている中堅の騎手ですが、昨今は成績は落ちまくり、年間２０勝も行かない程度です。今年は更に深刻でここまで９勝。勝率も２．７パーセントと元気がありません。

　我が軍団の愛馬には過去９度騎乗していただきましたが、全て６番人気以下の馬で、着も６着以降です。馬のレベルが低いとはいえ、９戦で１度も掲示板がないというのは寂しい話です。今回のスピカシチーも掲示板を狙うような馬ではありませんが、上手く乗って出走奨励金の貰える８着以内には持って来て欲しいですね。


　２０１３年１０月１７日現在、中央通算３７０勝、勝率４．７パーセント、連対率１０．３パーセント。騎乗馬に恵まれてないとはいえ、イマイチの数字である。重賞は６勝だが、１１番人気、１３番人気、２番人気、１１番人気、５番人気、４番人気と人気薄で来ることが多い。逆に人気馬になると結果を残せていないと言える。Ｇ�Tは未勝利。

　ここ３年は中央で年間１６勝、１８勝、１８勝と寂しい数字。勝率も２年連続で３．９パーセントと通年よりも下降気味。今年（２０１３年）はここまで９勝で勝率２．７パーセントと更に成績は冴えない。



　村田 一誠（むらた いっせい）は１９７８年１２月２０日生まれの３４歳。日本中央競馬会(ＪＲＡ)の美浦トレーニングセンターに所属している１７年目の騎手である。騎手免許は平地競走のみ。現在はフリー。

　１９９７年に美浦の松永勇厩舎所属騎手としてデビュー。同期には武幸四郎、勝浦正樹、松田大作、武士沢友治、押田純子らがいる。

　１年目こそ９勝に終わるも、２年目以降は勝利数２桁を毎年維持。２００２年には自己最高となる４５勝をマークし、関東の中堅クラスとして毎年堅実に成績を残している。

　重賞競走への初騎乗は１９９９年。

　２００１年にはＮＨＫマイルカップでグラスエイコウオーでの２着（勝ち馬はクロフネ）を含め２着３回を記録。５月２０日に通算１００勝を達成。１位入線馬の降着による繰り上がりであった。

　２００２年にはＪＲＡ重賞に先立ち地方交流重賞のエーデルワイス賞をトーセンリリーで制している。

　２００３年の８月にフリーに転身。

　上位人気馬への騎乗もあった中、ＪＲＡ重賞未勝利が続いていたが、２００７年通算１２７回目の重賞レース騎乗となった根岸ステークスをビッググラスで制しデビュー１１年目でのＪＲＡ重賞初勝利を達成、この年さらに２つの重賞勝ちを収めている。

　２００９年８月８日、通算３００勝を達成。


　野球選手のイチローのように、登録名を「イッセー」にしようと考えたが却下された。

　ブログにて、外国人騎手を「腕もないのにいい馬だけには乗せてもらえるヘタクソ」などと放言・罵倒し炎上。ブログはその後「本人の意向」を理由に休止されている。


　「２００２年の４５勝がキャリア最多で、以降は年に２０勝前後。本開催でも裏開催でも騎乗しており、走らない馬に多く乗るので連対率は低い。２００９年、２０１０年、２０１１年の前半と騎乗馬の平均人気が１０番人気を超えている。年間２０勝前後なら上出来だろう。抑え気味に乗ることが多く、追いに入ってからの馬の伸ばし方は悪くない。自在に馬を操っているという印象はなく、馬群で折り合いをつけようとすると詰まって引くケースが見られる。鹿戸雄一厩舎のスマートステージではモタれる面があって乗り難しい馬だが、馬具を工夫するなどして目黒記念で４着まで持ってきた。ひょうきんな面があり、基本的に前向き。コメントは強気なものが多く、額面通りに受け取らない方が良いかもしれない。コース別では福島と新潟（出身地）で数字が良く、東京都中山でも年にいくつかは勝っている。厩舎別で目立って成績の良いところはない。注目すべきは新潟の直線１０００ｍ戦で２００７年以降に単勝２７００円、４８１０円、７７１０円、３３８０円、６５８０円と高配当を連発している。単勝回収率２４５パーセントと驚異的な数字だ。このポイントは見逃せない。前半で抑えて体力を残し、絶妙なポイントで仕掛けて勝利に導く。」（２０１２年上半期・佐藤祐樹元地方競馬騎手）


　ほっさん愛馬での成績　（９戦０勝）

　２０１１年　９月　４日　エイコーンキッド　　　３歳未勝利　新潟芝１２００ｍ　　８着／１４番人気
　２０１１年１０月１５日　クリンゲルベルガー　５００万下　　新潟芝１２００ｍ　　１４着／１５番人気
　２０１１年１１月　６日　クリンゲルベルガー　５００万下　　新潟ダ１２００ｍ　　６着／９番人気
　２０１１年１１月２７日　クリンゲルベルガー　５００万下　　小倉ダ１０００ｍ　　７着／７番人気
　２０１１年１２月１０日　クリンゲルベルガー　５００万下　　小倉ダ１７００ｍ　　１１着／１２番人気
　２０１２年　３月　４日　クリンゲルベルガー　５００万下　　中京ダ１４００ｍ　　１３着／１３番人気
　２０１３年　４月２８日　エスペランサシチー　５００万下　　福島ダ１７００ｍ　　１２着／６番人気
　２０１３年　５月１２日　エスペランサシチー　５００万下　　新潟ダ１８００ｍ　　６着／１０番人気
　２０１３年　６月１６日　エスペランサシチー　５００万下　　函館ダ１７００ｍ　　１０着／１１番人気

これ以降は２０１３年１０月１９日に作成

●追い切り情報（１０月１９日作成）

前走前　８月２１日　栗東ＣＷ　良馬場　馬なり余力

見習い
５Ｆ　６８．８
４Ｆ　５３．５
３Ｆ　４０．４
１Ｆ　１３．６［９］

　１０月１９日、追い切り時計はありません。追い切り評価？もちろん「Ｄ」ですよ。いくら馬格がないと言っても連闘じゃないんだから。

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「サッと前を確保し終いも確かなフレイムコード。久々の前走こそ案外だったが、叩き２戦目に加えてこの相手なら逃げ切り濃厚。中心に抜擢する。逆転の候補の筆頭はこちらも前で立ち回れる点が魅力のミヤコマンハッタン。３走前、１０００万で３着好走の力を見直す。まとめて負かすとすればスカイキューティー。久々でも能力の高さでアッサリの可能性あり。」


短評は「伏兵多し」


予想家の印

馬名	吉田幹	林茂徳	吉岡哲	ＣＰＵ
スカイキューティー		◎	◎	▲
シュピッツェ	△	△△	△	△△
ヤマニンプードレ	○	△		△
セトノフラッパー	△		△
フレイムコード	◎	▲	○	○
ピュクシス			▲
スピカシチー
ドラゴントーク				穴
ミサソレムニス		△
ナイトブルーミング				穴
カナルナニ	▲	△	△△
レネットグルーヴ		△
ミヤコマンハッタン	△△	○	△	◎

二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ

馬名	予想オッズ
スカイキューティー	４．１
フレイムコード	４．３
ミヤコマンハッタン	５．４
中　　略
ドラゴントーク	３６．４
スピカシチー	３６．４
ラヴァズアゲイン	４０．７
モシモシ	４０．７
ティンホイッスル	５０倍以上
ゴッドフロアー	５０倍以上

スピード指数

馬名	最高値	３走前	２走前	前走	評価
スピカシチー	６９	５３	６９	６９
スカイキューティー	７７	７５	７７	７５
フレイムコード	８５	７５	７９	７４
ミヤコマンハッタン	８５	８５	７３	７８
カナルナニ	７９	６６	７９	７２
ヤマニンプードレ	７７	７３	７７	７４

デイリー馬三郎

本紙の見解

「◎ラヴァズアゲインは近走の成績こそひと息だが、休養明けの３戦はいずれも直線でしっかり脚を使っている。オープン馬との併せ馬で互角以上の動きを見せており、一変を期待。相手の筆頭は実績上位の○ミヤコマンハッタン。〈石渡〉」

◎　ラヴァズアゲイン
○　ミヤコマンハッタン
▲　シュピッツェ
×　カナルナニ
☆　フレイムコード
以下省略

スピカシチーはもちろん無印(T_T)

スピカシチーは全１３記者中　全記者無印です。そりゃそうだ(^_^;)。

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

スピカシチー（７着）

　「馬場が悪く時計がかかったこともありますが直線はよく踏ん張っていました。もう少し頑張ってくれれば優先権を取ることができましたが、次走についてはまた節を空けて登録したいと思います。上位進出は叶いませんでしたが徐々に力を付けてくれば、今後メンバーや展開で好走してくれると思います」（村山明調教師・友駿ホースクラブ公式ＨＰ）

　「馬場は合いませんでしたが、短期放牧の効果で、馬体のほうは回復しており状態は良さそうでした。ここを叩かれて良くなってくると思います。」（村山明調教師・友駿ホースクラブ公式ＨＰ）

●各陣営のコメント

スピカシチー

　「調子はいい。５００万下なら展開がはまれば見せ場くらいならあってもいい。」（村山明調教師・デイリー馬三郎）

　「リフレッシュ放牧明けだけど、仕上がりはいい。ワンパンチ足りない感じだけど、いつも大きくは負けていないからね。」（村山明調教師・競馬ブック）

　「先週、今週と長目から追い切る予定でしたが、気の悪いところを見せてしまい終いの3Fから15-15程度の稽古となりました。仕上がりに付いては、牧場で乗り込まれ、トレセンでも長目を乗っていたので心配ないと思います。今回は牝馬限定ですが頭数も揃い、相手も強化されますが上位を目指して頑張ります」（村山明調教師・友駿ホースクラブ公式ＨＰ）

●ほっさん予想

１０月１７日　独り言のコーナーより


新潟の長い直線で末脚爆発だ！！・・・と、豪語したいところですが、スピカシチーは入厩してから本日で１５日も経つのに追い切り時計が１本もなく出走するようです。

無茶だろ、これはッ！！


　しかし、スピカシチーは馬格もなく、いつもこの程度の追い切り（それでも時計が１本もなかったことはないですが）である程度レースで走るので、今回は牝馬限定戦の似たり寄ったりの馬ばかりのメンバーですし、いつもの出走奨励金確保くらいはできそうな予感。

　楽しみです。頑張れッ！！

これ以降は２０１３年１０月２１日に作成（一部２５日に追記）

●パドック

　馬体重は前走プラス１４キロの４５４キロ。これでもなんだか細いくらいに見えます。しかし、増えているのは良い傾向です。パドックでは頭が高く、物見をして集中できていないように見えました。

●レース　

　スピカシチーはまずまずのスタートから、馬場も悪いですし、ある程度のポジションを獲りに行きますが、二の脚の差で６番手になります。それでもいい位置が獲れたと思います。

　直線に向いても上がり３４．７秒とこの馬なりには頑張っているのですが、４頭に交わされて１０着。ついに８戦連続確保してきた出走奨励金を逃しました。

●時計の評価

　今回のスピカシチーの走破時計は１分５０秒３稍重馬場でした。勝ち馬の時計が１分４８秒９で、競馬ブック誌の推定タイムは重不良馬場で１分４８秒７は毎度お見事です。

　スピカシチーはこれらの時計から１秒以上離されているわけですから、完敗です。それでも追い切り時計が１本もないような状態だったことを考えると頑張ってくれているんですよね。本当にいい馬です。

●レース後の騎手・調教師のコメント

スピカシチー（１０着）

　「馬体に太め感はなくいい状態でしたが、今回は相手が強化され道悪も響きました。それでも入賞は出来なかったものの頑張っていました」（村山明調教師・友駿ホースクラブ公式ＨＰ）

●気になる賞金は

　特別出走の３８５０００円から２５０００円を減じた額３６００００円のみの賞金ということになります。１口で割りますと６６０円程度になると思われます。

●今後の展望

　レース翌日にクラブ公式ＨＰで次のような発表がありました。

村山師は「今回は道悪と相手が強化され、上位に進出することが叶いませんでした。状態は良かったので頑張って欲しいところでしたが、残念な結果となってしまいました」と話しています。なお、調教において気難しい面を見せ、追い切りが思うように行かないことから、関係者と協議し環境を変えたいと思います。今後は美浦に転厩し変わり身を図っていきたいと思います。転厩先は中野栄治厩舎となりますが、今週オークヒルファーム内の育成場に移動して、転厩手続きを取る予定です。

　ということで、レース翌日に関東転厩と中野栄治厩舎への預託が発表されました。こんなに早く受け入れ先が決まるというのも怪しいですし、今年好調の村山明厩舎において、調教も出来ないほど気難しくなって来たので、今回で最後という打診がレース前にあったように窺えます。

　村山明調教師は今年は勝ち数も量産しており、スピカシチーのようなどう考えても勝ち負けには絡めないパンチ不足の馬でも、岩田康誠騎手や戸崎圭太騎手、蛯名正義騎手など超一流の騎手を配してくださり、８戦連続の出走奨励金確保というこの馬にとっては”偉業”を達成してくださいました。おかげで１口生活としてはこの馬に関してはこのところ、ずっと黒字でした。

　そんな非常にいい思いをさせていただいており大満足していただけに、村山明先生のところを離れるのは大変残念ですが、厩舎が難しいと判断されたわけで、引退は望まないですし、関東転厩は仕方がないですね。

　次の預託先である中野栄治厩舎については次の１９戦特集で詳細を書きたいと思っておりますが、地方交流戦を非常によく使う厩舎で、スピカシチーには向いている厩舎と言えます。スピカシチーも交流戦なら輝けますもんね。

　スピカシチーの今後に期待します。

●最後に

　いつもは直前で頭数の少ない美味しいレースにパッと切り替えて、８戦連続出走奨励金確保というこの能力の馬としては素晴らしい記録を達成していただいた村山明先生でしたが、今回はダート戦も睨みつつといいつつも、追い切りで時計が出せないような仕上がりで出走させたり、１７頭と頭数の多い特別戦にこだわったりと、なんだかいつもと違う雰囲気は感じていましたが、今になって考えると、転厩ありきの出走だったということですね。

　今年は特に村山明厩舎は勝ち星を量産し調子が良いですから、勝ち星の数えられないスピカシチーがお荷物になってくることは仕方がないですね。その割に、上手く馬房を回転させて、概ね月に１度とコンスタントに走らせていただき感謝しています。４歳秋で１８戦はしっかりと使っていただいている証拠です。初期の頃は不満もありましたが、特に今年は不満もなく、素晴らしい厩舎運営でした。こんな流れの良いときにスピカシチーも仲間に入れていい走りを何度もみせていただきラッキーでした。

　何せスピカシチーは未勝利クラスでも今でも勝ち負けは厳しい程度の能力の馬です。勝ち上がった交流戦でも２着とはハナ差で、しかも脚色劣勢でしたもんね。

　これからは関東に行ってしまうので、会えるチャンスは中京くらいかと思いますが、たくさん回数を走って楽しませて欲しいですね。中野栄治厩舎得意の交流戦なら、或いは勝ち負けに絡めるときがいずれ来るかも知れません。

　転厩先でも頑張れ！！スピカシチー。

最後までご愛読ありがとうございました

２０１３年９月１０日立ち上げ　１０月７日、１７日、１９日、２１日、２５日加筆

スピカシチーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

２０１３年　８月２５日　第１７戦　鳥栖特別　５００万下　小倉芝２０００ｍ　（７着／１２番人気）

２０１３年　７月１４日　第１６戦　南相馬特別　５００万下　福島芝２０００ｍ　（７着／８番人気）

２０１３年　６月１８日　第１５戦　ＪＲＡ指定交流　ファンシーサドル特別　中央５００万クラス　船橋ダ１８００ｍ　（４着／４番人気）

２０１３年　５月１１日　第１４戦　５００万下　新潟ダ１８００ｍ　（６着／１１番人気）

２０１３年　４月１３日　第１３戦　５００万下　中山ダ１８００ｍ　牝馬限定　（７着／４番人気）

２０１３年　２月２３日　第１２戦　５００万下　阪神ダ１８００ｍ　牝馬限定　（６着／１０番人気）

２０１２年１２月１２日　第１１戦　ＪＲＡ指定交流　初雪特別　中央５００万クラス　笠松ダ１８００ｍ　（３着／３番人気）

２０１２年１０月２７日　第１０戦　５００万下　新潟ダ１８００ｍ　（８着／１２番人気）

２０１２年　９月１７日　第９戦　５００万下　阪神芝１８００ｍ　（１２着／１６番人気）

２０１２年　３月　３日　第８戦　第１９回　チューリップ賞　Ｇ�V　阪神芝１６００ｍ　（１１着／１４番人気）　パドック写真等多数付き　現地観戦レポート

２０１２年　２月　７日　第７戦　ＪＲＡ指定交流　パイナップル賞　名古屋ダート１４００ｍ　（１着／１番人気）

２０１２年　１月　５日　第６戦　３歳未勝利　京都ダ１８００ｍ　（６着／１０番人気）

２０１１年１１月１３日　第５戦　２歳未勝利　京都芝１６００ｍ　（６着／１０番人気）

２０１１年１０月１０日　第４戦　２歳未勝利　東京芝１６００ｍ　（８着／１０番人気）

２０１１年　９月　３日　第３戦　２歳未勝利　小倉芝１８００ｍ　（１１着／１１番人気）

２０１１年　８月１４日　第２戦　２歳未勝利　新潟芝１８００ｍ　（１１着／１２番人気）

２０１１年　７月１０日　デビュー戦　２歳新馬　京都芝１４００ｍ　（７着／１１番人気）

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